日本で活躍する海外製ロボット

 いつもご覧頂きありがとうございます。

昨今、いろんなところで”ロボット”なる物が身の回りに存在しています。
テレビでよく見るキャラクターものや癒し系の動物ものなど。 何故か自動機まで
○○ロボなどと名を売って居る製品がございます。
因みに”ロボット”という言葉は当時のチェコスロバキア チャペックという作家の
造語でございます。 昔、”イマイのロボダッチ”というおもちゃがあったような・・

ロボットコンテストや各高専、大学のロボット研究は目を見張る者がございます。
マイクロマウスという迷路を自分で道順を探して最短で(ゲーム機最大手のナムコも
その昔協議に参加していた)移動するという競技で、数秒で走破するという記録も
有りますし、人型ロボットですと本田の開発したアシモもそうですが、アンドロイド
(人間に似たロボット)大阪大学の石黒教授やロボットクリエーターの高橋さんが
有名です。(家電メーカーの電池のCM等) 日本のロボットのイメージは鉄腕アトム
やガンダムと言ったイメージにそった物が多く、二足歩行へのこだわりが読み取れます。

 
技術的にも二本足で立って移動したり走ったり飛んだりと言った行動は、バランスや
荷重移動の計算が当時は非常に難しく、今でこそ普通におもちゃでも出来ますが、
検知するセンサー等非常に苦労があったようです。 開発にも10数年必要だったとか。
今はジャイロセンサーをマイコンで処理させるだけで可能になった位ですので、技術の
進歩は凄いです。 (今や普通にラジコンヘリに搭載して姿勢制御を行っている。)

 
海外ですと、先日スペースシャトルに乗り込んだロボット「R2」は上半身だけな
ロボットで、船外活動や飛行士のサポートを行うような内容です。 また軍需産業で
兵士を守りながら情報の収集や、万が一の攻撃にも対応する様な物も開発しており、
軍事的な物ですとアメリカ辺りはすさまじい発展があります。 

 
今回の震災でも、福島原発上空写真は、アメリカの無人偵察機グローバルホークで
あったり、原子炉内部の被害調査でもお掃除ロボット「ルンバ」で有名なiRobot社
の「バックポット」というクローラー型のロボットである。 流れている映像を見ると
放射線がタンマリと飛び交っているにもかかわらず安定的な動きであり、画像も
鮮明に転送して居ることが判ります。 通常コンピュータなどは放射線に非常に弱く、
通信衛星でも、特殊な防御対策を行わないと高エネルギーの放射線で直ぐ故障か
誤動作してしまいます。 ですので、医療用や放射線源の部品は特殊で高価であります。

 

日本でも無人偵察機や農薬散布の自立航法ヘリコプターがあります。 私も個人的には
凄く欲しいですが、以前共産圏への不正輸出と言うことで問題となりました。 今その
流出品が中国でコピー?開発されたとの報道も入っております。 日本の技術は平和利用
が主体ですので、産業ロボットやホビーロボット系がとりわけ発展しています。 しかし
事、救助や特殊任務のロボットはその必要性から殆ど実用化に至って居らず、北九州の
ロボットメーカーが災害用として有名な位です。 今回の被災でも全て海外のロボット
が探査や原発のがれき除去に投入されています。 急遽集められたそうですが、日本の
製品は0です。 一時国家プロジェクトととしてロボット関連に予算が付いておりまし
たが、大人の事情で結局は運用にまで至らない物が多く、被災作業でも余り活躍出来
なかった事と思います。  軍事開発とか災害関連は何かと後回しで無理ですからね~

 
軍事的にと言うと多少の問題が出てきそうですが、もっと平和利用と言うことで海外にも
持って行ける役に立つ強靱な物を国レベルで開発を後押しして頂きたいなと思う次第で
有ります。 現状は法律やら行政の縦割りやらで車いすロボットですら作れないのです
から(実用化が)、もっと法整備もこれからの社会を考え行って貰いたいものです。

今後医療ロボットや介護ロボット、人間をサポートする製品?が主になるのではないで

しょうか?
最後までお読み頂きありがとうございます。

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