いつもご覧頂きありがとうございます。
気が付けば今年も一週間切っております。 今月は時事ネタも遅すぎて載せる機会
が無くなったし何だかなぁです。
さて、先日のスピーカーP800の後に何が出るやらと言うことで早速購入いたしました。
音楽之友社 Stereo 2012年1月号 オリジナルデジタルアンプ LXA-OT1
(出版社と別に回し者でも関わりなんかございませんが、うれしがりと言うことで。)
肝心の記事は、これまた諭吉さんが何枚も出ていく予感がしますので流す程度に・・・
ですめばいいのですが。
音響メーカーで有名なラックスマンとの共同企画で(前回はフォステックス)の登場です。
私もこのメーカーのアンプなど非常に興味はありますが、何分先立つものが追いつきません。
さて付録の内容です。 本体、ACアダプター(DC12V 1A)、ねじ、ガード類です。
端子はRCAとスピーカー端子、ACアダプターとなっております。 スピーカー端子は向かって
左がRIGHT 右がLEFTとなっております。 記載がないのでちょっと迷いましたが、回路を
追っていくとそのようになっています。
デジタルアンプはSTマイクロエレクトロニクス製のTDA7491HVで最大20W/ch
能力を発揮するデジタルアンプで、BTL(ブリッジドトランスレス)です。
STマイクロは、昔SGSトムソンという名でP-ROMなどマイコン関係でお世話に
なりました。 まぁどこの国の会社も”大人の事情”があるようで・・・
付録は最大ではなく余裕を持たせて5W/chにしたもので、これでも十分の能力です。
同様のデジタルアンプはヤマハからYDA138 トライパスTA2045等があります。
アップですが、音色を楽しんで頂く様にとオペアンプが別でICソケットに刺さっており、
色々と遊べそうです。 但し、リファレンス?の関係上、抵抗や主要コンデンサーなどは
チップ部品を実装しており、この辺りは余りいじれない?様にしてあります。 きっと
強者の方は取り外して、マイカコンデンサとか金蔵皮膜抵抗など付けて楽しむのでしょう。
チップ部品の交換はやりかけましたが、今回はそのまま試して、そのうち電解コンデンサー
など交換して楽しみたいと考えて居ります。
プリアンプ部はNJM4558Dが刺さっております。 本紙の評価を見てみると今回の付録と非常に
バランスが良く、駆動電圧やスルーレートは余り関係ないような評価が記載有りました。
私のお気に入りはOPA2134ですが、余り評価は良くなかったようです。 今度LME49720辺りでも、
定数変えて試してみようかと・・・。 (オペアンプ信者さんもいらっしゃいますので余り
変なことは書けません。 笑) おや手元にLME49860が・・・
最終段チョークコイルはスピーカーインピーダンス6Ωに設定されている様です。因みに
データシートによると8Ωは33μH 4Ωは15μHが適正みたいですが、今回音響メーカー
が設計されているとのことで、良い案配の味付けがされているのでしょう。 リファレンスが
かなり変更されているようです。
音は、先日某オークションで980円購入したTA2020アンプとの比較ですが、結構いい
音が出ております。 別のTA2045アンプと比べても殆ど遜色はなく、かえって歪み無く
はっきりと音が出ている印象です。 スピーカーのマッチングが合えばびっくりする位の音が
出ると思います。 購入したTA2020アンプは元の部品からオーディオ用に全て交換して
おり、低域から高域までクリアーに出るように色々と施しておりますが、ノーマルのままだと
きっと負けていることでしょう。 さすがに数万するアンプ・スピーカーとの比較は酷ですが、
パーソナルに聞くのであれば付録とはいえども全く問題は無い音質でございます。
さすがオーディオメーカー設計ですので、安くても妥協は無いようで、非常に安価ながら
プリアンプが付いていたり、保護用回路やノイズ防止用パターンなどと、きっちりと作り
込んでいる感じがします。 ちなみにプリアンプのゲインは1.1倍と成っています。
スピーカーP800との相性も宜しいようで、セッティングによっては音が広がって聞こえて
時々振り向くぐらい音が回る事があります。(少しオーバーですが。) 実際は段ボールに
付けていますので、恥ずかしながらさすがにお見せできません(汗) 今はFostex FE103Enで
楽しんでおります。 付属のACアダプターは12Vですが、もう少し電圧を上げてみても
良いでしょうし、DCカップリング用の電解コンデンサーを変えて楽しむことが出来ると
思います。 (もう少し時間が空いたら試してみようかと。)
しかし、デジタルアンプまでおまけになってしまうとは、スピーカーも驚きましたが凄い時代
になりましたね。 (女性雑誌はドライヤーとかバッグとかは当たり前みたいですが。)
最後までご覧頂きありがとうございます。
また来年もよろしくお願いいたします。
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