先日、各地に被害をもたらした台風18号が過ぎましたが、その爪痕は酷な状況でした。
京都の知人からも氾濫の写真が送られてきて絶句しております。 滋賀甲賀の知人宅も
冠水土砂災害が発生し、こちら彦根も避難勧告が発令された程。
そんな中、9月19日は中秋の名月です。 これ以上被害が出ないことを願うばかりです。
さて、ユーザー様からのご依頼が多いオペアンプ交換時にこちらで性能比較している規格表を
まとめました。 といっても主にスペック表ですが、音質に関しましてはフィルターや出力回路、
増幅回路により音質は左右されますので、詳細は各サイトをご参照頂けたらと思います。
交換時は電圧やパッケージ、回路数や諸々を主に確認しております。
内容や型式につきましては、今後増やして行こうかと考えて居ります。
各メーカーによっても開発思想などの違いにより、音の変化は色々とございますので
幾つかのメーカーその一片を。
・ナショナルセミコンダクター(LME等)音としてはスペック通りに非常に高性能で、精細克つ
通称ナショセミ 緻密なイメージ。2011年TIに買収される。
・バーブラウン(OPA等) オペアンプとしては非常に高精密品もあり定評である
通常BB こちらもTIの傘下に入り、ブランドは継続中
・新日本無線(JRC) 日本で唯一?のオーディオオペアンプ?メーカー 多くの
ラインナップがあり、オーディオ用MUSESは超有名
・リニアテクノロジー(LT) オーディオ用と言うより、高精度、高精密の製品が多く
通称リニア 個人的には映像信号処理系寄りのイメージを持っている
・アナログデバイス(AD) このメーカーも多くのオリジナルオペアンプを開発している
通称アナデバ 音的には高級?で、周辺回路により音質がかなり左右される
以前日本メーカーでもNECや日立と言ったメーカーも、セカンドソースとして多くのオペアンプを
製作していましたが、昨今の半導体事情により殆ど撤退や統廃合しているのが現状です。
世界中でも以前のロジック系(MOSIC やTTLIC)が非常に少なくなり、代わりにPIC等のワンチップが
それに変わられています。
私も幾つか所有していますが、もしかしたら活用機会が一生ないかもしれません。
オペアンプは奥が深い半導体です。 私も知らない”沼”が多く隠れているかもしれません。
お読み頂きありがとうございます。
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