水中で蛍の表現を・・・ チップLEDで。

いつもご覧頂きありがとう御座います。
季節柄ようやく桜が満開、春らしい?陽気となりました。

さて、先日ご依頼で野外点灯用LED装置を作成しておりましたところ、水中でも使用出来るLED
をと思い試作してみました。  3mmや5mmの砲弾でも可能ですが、大きいので極小の物を
試してみます。

その前にざくっとLEDの種類など 上段左より
3色(RGB)大型LED、パワーLED、FluxLED、5mm砲弾型、3mm砲弾型

下段左より

3528チップ、3020チップ、1608チップ  数字の意味は縦横のmm寸法を表しています。

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今回使用するチップLEDですが、1608と言う規格で横1.6mm 幅0.8mm のLEDです。 電飾の依頼で
良く使用しております。 線はリッツ線で0.08mmを使用 かなり極小ですが、非常に取り回しが便利です。

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LEDの電極にリッツ線をはんだ付け致します。 アノード・カソードを間違わないようにします。

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はんだ作業は苦になりませんが、お年頃的な要素が幾つか出始めておりいます。

未だ裸眼で可能です。

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次にLEDの防水処理に透明硬化樹脂で処理します。 当然通常ですと電極が露出しておりますので
漏電の心配は有りませんが、電極などは直ぐ腐食してゆくでしょう。 水は不純物が多いので
電気を通しやすくショート状態となります。

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大体1~2mm程度に透明硬化樹脂を付けます。

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点灯はPICにて5点PWM制御を行い、ほわほわと点灯をさせております。 幾つかのパターンで点灯
させており、本物同様大体4回~5回程度の”会話”を行っているようにしております。
青LEDは確認用の点滅LEDです。 通常点灯から水中に入れてみます。

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点灯試験 比較的明るく点灯しております。 制御も問題なさそうです。 青LEDはご愛敬

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短時間なので検証は出来ませんが、もう少し時間を与えて浸してみようと思います。

調べて私も初めて知りましたが、蛍の発光パターンは東西で微妙に違うそうです。 種類も多いので
一概にはとの事ですが・・・ 単に蛍でも数百種類いるという事には驚きました。
毎年近所の川でよく見ますが、工場排水や生活排水の川なのに何故こんなに沢山いるか毎年
不思議に思います。 ただ、廻りは田園ですが余り飛んでいないのは少し寂しい限りです。
子供の頃乱舞していた記憶がありますが、稲の育成環境の変化で、用水路などで育たなく
なったのでしょうか。

今年はこれを庭にデコレーションして愉しみたいと思います。
最後までお読み頂きありがとう御座います。

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